管理人が体験した東日本大震災 2011.3.12 AM5:55〜
※このシリーズは、当ブログの管理人が東日本大震災に遭遇した際の行動と、
そのときに考えていたことを出来るだけ詳細に、なおかつ率直に書き綴っていくものです。
当時の震災をミクロな観点で、ありのままに書き綴っていくため、
意味が分かりづらかったり、嫌悪したくなるような描写もたびたび登場するかと思います。
物語のようにテーマ性があるワケでも一貫性があるワケでも勧善懲悪というワケでもないので、
その点だけはご了承いただければと思います。
実家がそこにあった証拠を見つけたぼくは、不思議な気持ちになった。
悲しいという気持ちと、安堵の気持ち。
玄関から実家があった場所を見渡し、1箇所1箇所を確かめていく。
(ここが玄関、じゃあここが台所、ここが茶の間で、ここが妹の部屋、
ここが元の兄の部屋で・・・ここが1階のトイレ、お風呂・・・こっちが仏間か。
で、縁側がココで・・・書斎がここ。階段がここで・・・だから、
あの辺がぼくの部屋だったのか。で、その隣に両親の部屋。2階のトイレはあの辺か。
・・・・で、ここら辺が倉庫部屋で、この辺に農機小屋、ここら辺に藁小屋か)
そうして確認していくことで、自分の中で気持ちの整理をしたかったのかもしれない。
一通り確認し終えた後で、再び玄関のあった位置に戻ってきた。
そして、ふと、
(この状況を記録しておこう)
と、そう思った。
デジカメを取り出す。
使い慣れない録画モードに切り替え、スイッチを押した。
明るく、飄々と喋ろうと思った。
割と平常通りの気分で喋る。
現在時刻、現在の状況、実家の状況、それらを語っていた途中で、
ふいに感情がこみ上げてきた。
自分でも全く予期しなかったタイミングで涙がこぼれ、嗚咽が漏れる。
みっともない出来になってしまったなと後悔しつつ、
ごまかしながら喋ることを探す。
そうこうしているうちに録画の限界が近くなり、一度終了した。
(なんだかな。不格好な出来になってしまったな)
そんなことを思い、さて、これからどうしようかと考え、
どうすればいいのかなと考えつつ、しばらく実家のあった場所を歩き回っていた。
そのときに考えていたことを出来るだけ詳細に、なおかつ率直に書き綴っていくものです。
当時の震災をミクロな観点で、ありのままに書き綴っていくため、
意味が分かりづらかったり、嫌悪したくなるような描写もたびたび登場するかと思います。
物語のようにテーマ性があるワケでも一貫性があるワケでも勧善懲悪というワケでもないので、
その点だけはご了承いただければと思います。
実家がそこにあった証拠を見つけたぼくは、不思議な気持ちになった。
悲しいという気持ちと、安堵の気持ち。
玄関から実家があった場所を見渡し、1箇所1箇所を確かめていく。
(ここが玄関、じゃあここが台所、ここが茶の間で、ここが妹の部屋、
ここが元の兄の部屋で・・・ここが1階のトイレ、お風呂・・・こっちが仏間か。
で、縁側がココで・・・書斎がここ。階段がここで・・・だから、
あの辺がぼくの部屋だったのか。で、その隣に両親の部屋。2階のトイレはあの辺か。
・・・・で、ここら辺が倉庫部屋で、この辺に農機小屋、ここら辺に藁小屋か)
そうして確認していくことで、自分の中で気持ちの整理をしたかったのかもしれない。
一通り確認し終えた後で、再び玄関のあった位置に戻ってきた。
そして、ふと、
(この状況を記録しておこう)
と、そう思った。
デジカメを取り出す。
使い慣れない録画モードに切り替え、スイッチを押した。
明るく、飄々と喋ろうと思った。
割と平常通りの気分で喋る。
現在時刻、現在の状況、実家の状況、それらを語っていた途中で、
ふいに感情がこみ上げてきた。
自分でも全く予期しなかったタイミングで涙がこぼれ、嗚咽が漏れる。
みっともない出来になってしまったなと後悔しつつ、
ごまかしながら喋ることを探す。
そうこうしているうちに録画の限界が近くなり、一度終了した。
(なんだかな。不格好な出来になってしまったな)
そんなことを思い、さて、これからどうしようかと考え、
どうすればいいのかなと考えつつ、しばらく実家のあった場所を歩き回っていた。