世界の中心でマイを叫んだけども

06,02,12公開ー
日記とか、感想とか、考察とか。
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管理人が体験した東日本大震災 2011.3.11 14:46〜
※このシリーズは、当ブログの管理人が東日本大震災に遭遇した際の行動と、
 そのときに考えていたことを出来るだけ詳細に、なおかつ率直に書き綴っていくものです。

 当時の震災をミクロな観点で、ありのままに書き綴っていくため、
 意味が分かりづらかったり、嫌悪したくなるような描写もたびたび登場するかと思います。
 
 物語のようにテーマ性があるワケでも整合性があるワケでも勧善懲悪というワケでもないので、
 その点だけはご了承いただければと思います。



2011.3.11 14:46〜

ようやく揺れが収まり、私は頭部をリュックで保護した状態のまま立ち上がった。
見渡した仙台駅構内は異様な雰囲気に感じた。
そこら中に大きな声が響いているのだけれど、
なぜか不思議と静まり返っているような。
パニックになっているような人もいた。

(地震で停電なんて普通のレベルじゃないよな。
 っていうことは、やっぱりこれが宮城県沖地震か?)

そこまで考えた私は、すぐに外へと向かった。
出口を通る瞬間、上からの落下物に当たるかもしれないと一瞬だけ不安になったものの、
死んだらそれまでだという開き直りのような感情を抱きつつ、駆け抜ける。
外へと出た。

曇天の空。
ペデストリアンデッキは、駅構内から逃げ出てきた人で溢れかえっていた。

「上から落ちてきてる! 気を付けて!」

といった叫び声が聞こえた。
まず自分の安全な場所を確認しようと思って辺りを見渡す。

(建物の傍は危ないか。じゃあペデの下に いや、万が一ペデが倒壊したら終わりか
 じゃあ二階部分の・・・柱の上の部分がいいか)

歩きながら思考し、ひとまず安全を確保できそうな場所に陣取って、
私はケータイを操作する。
未送信フォルダに保存されているメールを確認する。
それは、宮城県沖地震が発生したら、親しい友人などに送ろうと思って作成しておいたメールだった。

その内容は以下のようになる。

『宮城県沖地震が発生したっぽい。
 津波が来るかもしれないから、今すぐ歩いて高いところに逃げろ。
 どうしても必要なら車で逃げろ。
 ただ、渋滞なんかで動かなくなったら、すぐにその場で乗り捨てろ。
 返信いらん』

作った当時は、我ながら心配しすぎだと思っていた。
けれど、20年以内に宮城県沖地震が来る確率は80%以上という説も聞いて、
いざというときのためにどうしても用意しておきたかった。
そして、役に立つときが来た。
しかし、いざ送ろうとしたタイミングになって、本当に送るべきかという不安がよぎった。

(このメールホントに送ったほうが良いのか?
 このメールを送ったことによってむしろ危険なケースになる可能性は?
 たとえば、このメールを読んでいる間に逃げ遅れたら?
 返信をしようとしたら?
 このメールの内容が避難行動に迷いを生ませたら?)

数秒の間に思考が走り、迷って迷って迷って、結局私は、メールを送信した。

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