世界の中心でマイを叫んだけども

06,02,12公開ー
日記とか、感想とか、考察とか。
ぼそぼそとつぶやくようにもなりました。http://twitter.com/Kuro_ino
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管理人が体験した東日本大震災 2011.3.11 15:30〜
 ※このシリーズは、当ブログの管理人が東日本大震災に遭遇した際の行動と、
 そのときに考えていたことを出来るだけ詳細に、なおかつ率直に書き綴っていくものです。

 当時の震災をミクロな観点で、ありのままに書き綴っていくため、
 意味が分かりづらかったり、嫌悪したくなるような描写もたびたび登場するかと思います。
 
 物語のようにテーマ性があるワケでも整合性があるワケでも勧善懲悪というワケでもないので、
 その点だけはご了承いただければと思います。

(西口の雰囲気は大体つかめたかな・・・ここらで東口に行ってみようか)
そう考えた僕は、一階部分から地下へと続く階段を降りていく。
(うわ・・・これは・・・)

P1090510.JPG
地下通路内は想像以上に暗かった。
入口付近ならまだ僅かに見えるものの、奥まったところは完全に黒で塗りつぶされている。

(・・・極端な話、ここで凶器を持った人間と遭遇したとしても、まったく分からないのかあ)
歩みを止めて息を殺し、周辺の空気を探るも、人の気配は感じられない。

P1090511.JPG
西口から東口方向へと向かう通路に関しては、非常灯のおかげで幾らか視界は確保できるようだった。
ただ、半端に見えている分、真っ暗とはまた別の不気味さを感じる。
私はひとまず、通路内を通ってさらに西方向へ行ってみることにした。


P1090509.JPG
入口から20メートルほど入ったところで、ついに視界はゼロになった。

(・・・誰もいないのだとしたら、逆にここで僕が異常な行動をしたとしても、
 誰にもバレることは無いってことか・・・やってみようか・・・?
 ・・・まぁ、やめとこうか。リスクもそれなりにあるし。
 しかしこの状況も含めて考えると、各種店舗ってどうなったのだろうか。
 地震が来て、客を逃がしたとして、その後、きちんと防犯対策を施行できたのだろうか。
 電気が完全に落ちてるのだとしたら、なかなか完全には難しそうだけれど。
 火事場泥棒とか、発生するのかな。たとえば某屋とかだと、どさくさまぎれに
 いくらでも商品をもっていけてしまいそうだし・・・)

などと考えていたところで、人の気配がした。
地上から階段を降り、こちらへと近づいてくる。
警備員かという考えが一瞬よぎったけれど、どうも違うっぽい。

(・・・さすがに、この状況で自分に危害を加えてくる人間と遭遇はしづらいよね?
 大丈夫だよね・・・自分の所在だけアピールしておいて・・・)

ケータイ電話のライトを点ける。
声から察するに、若い男性2人だった。
地下通路の暗さに戸惑いながら歩を進めているようだった。
こちらに気付いたらしく、会話が止まった。
互いに無言のまますれ違う。

(たぶん、向こうは向こうで怖いんだろうな・・・こっちはフルフェイスヘルメットだし・・・
 いやそこまで見えてたらの話だけど)

遠ざかっていく足音を聞きながら、私は入ってきたのとは別の階段を上がって、地上に向かった。

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