世界の中心でマイを叫んだけども

06,02,12公開ー
日記とか、感想とか、考察とか。
ぼそぼそとつぶやくようにもなりました。http://twitter.com/Kuro_ino
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管理人が体験した東日本大震災 2011.3.11 16:15〜
※このシリーズは、当ブログの管理人が東日本大震災に遭遇した際の行動と、
 そのときに考えていたことを出来るだけ詳細に、なおかつ率直に書き綴っていくものです。

 当時の震災をミクロな観点で、ありのままに書き綴っていくため、
 意味が分かりづらかったり、嫌悪したくなるような描写もたびたび登場するかと思います。
 
 物語のようにテーマ性があるワケでも整合性があるワケでも勧善懲悪というワケでもないので、
 その点だけはご了承いただければと思います。



仙台駅の東西方向を徒歩で行き来する方法は幾つかあるけれど、一番ベターなのは
【東西地下通路】を使うか、【東西2階通路】を使う方法だ。
地上部から地下への階段をおりながら、私は地下ルートの使用について考えていた。

(仙台駅直下の部分って、まだ通行は可能なのかな・・・こういう場合、高いトコと地下は閉鎖されそうだし。
それでなくても、地下デパの防犯を考えたら、立ち入り禁止になる可能性のほうが高いのかな?)

P1090510.JPG

地下通路を進む。
二度目ともなると、1回目よりも落ち着いた気分で歩くことができた。
そもそも田舎育ちの私は、暗闇自体には恐怖を感じない。
怖いのは、暗闇に得体の知れない人間がいるかもしれない可能性であって、だからむしろ、
田舎の真っ暗闇よりも、都会の真っ暗闇のほうがはるかに恐ろしかった。

(この場所がここまで真っ暗になったのは、ひょっとして開通以来はじめてだったりするのかなぁ)


P1090511.JPG
つらつらと考えながら、遠目に仙台駅の直下部分が見えてきたところで、
誰かが接近してくるのを感じた。
先ほどとは違い、今度は懐中電灯らしき光も付属している。

(・・・警備員・・・の可能性が高い・・・のかな。だとしたら地下からは追い出されるかな。
 怒られることは無いよなぁ。怒られたらやだなあ。なんて言い訳しようかなぁ
 そもそもコレって怒られることなのかなあ。でも迷惑かけてるのは確かだしなぁ。
 これでもし僕が地下で死んだりしたら、警備員さんの責任も問われるんだろうしなぁ)

などという考えているうちに、その人物はこちらの存在に気がついたようで、光を照らしてきた。

「誰かいますかー!? ・・・地下は危ないので出てくださーい!」

声からすると、中年の男性のようだ。
わずかに警備服のようなものが視認できたので、やはり警備に携わる人間らしい。

「はい、分かりました」

一応、良識のある人間ですというアピールを含めた返答をしてから、
私は地下を行くことを諦め、地上方向へと向かう。

「他に人を見ましたか?」

すれ違いざまにそんなことを聞かれた。

「いえ・・・いま通ってきたときには確認してませんね・・・10分か15分前には、
 2人組の人とすれ違いましたけど」

警備員さんらしき人はそれを聞くと、特にリアクションも応答もなく、私がいま来た方向へと向かった。

「お疲れ様です、お気をつけて」

と聞こえない程度の声で言って、私は地上への階段をのぼった。

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