世界の中心でマイを叫んだけども

06,02,12公開ー
日記とか、感想とか、考察とか。
ぼそぼそとつぶやくようにもなりました。http://twitter.com/Kuro_ino
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管理人が体験した東日本大震災 2011.3.11 16:35〜
※このシリーズは、当ブログの管理人が東日本大震災に遭遇した際の行動と、
 そのときに考えていたことを出来るだけ詳細に、なおかつ率直に書き綴っていくものです。

 当時の震災をミクロな観点で、ありのままに書き綴っていくため、
 意味が分かりづらかったり、嫌悪したくなるような描写もたびたび登場するかと思います。
 
 物語のようにテーマ性があるワケでも整合性があるワケでも勧善懲悪というワケでもないので、
 その点だけはご了承いただければと思います。


地下へとおりていく階段の途中には、総勢で10名弱ほどの人がいた。
どういう理由でそんな微妙な場所に佇んでいたのかは分からない。
各々がケータイをいじったり、特に何をするでもなく中空を見つめたりしていた。

地上からの光が差し込まないところまで下りていくと、
そこには東側の地下と同様、真っ暗で真っ黒な空間があった。
ケータイのライトで照らす。

(ここまで真っ暗というのも中々体験できないな。非常口とかの表示もない分、
 東側より暗い・・・)

階段をおりきったところを右に曲がり、ゆっくりと進んでいく。
しかし、すぐにその歩みは止まった。
目の前に壁があった。
本来なら通路へと続いていくはずのそこに、シャッターがおろされていた。

(んー、こっちはここまでなのか。東側とは状況が異なるのか、
 それともこの20分ぐらいの間に、地下に人がいないことを確認して閉鎖したのか。
 あ、ってことはやっぱり、早めに原付を回収しておいて正解だったのかな?
 東側の地下駐輪場も閉鎖されるのかどうかは知らないけれど)

などと考えているうちに、後方から人の気配が近づいてくるのを感じた。
警備員が来た可能性が真っ先に浮かんだけれど、しかし声の雰囲気から察するに、
一般人の若い男性2人組らしい。
気配は私から数メートルの距離まで接近すると、私の存在と、
私がケータイで照らし視認することが可能となっていたシャッターに気がついたようだった。

「・・・あー、えっと、これ、通れないんですね」
「そうみたいです」
「そっかぁ、どうする?」
「んー・・・」

と、少し間をおいて、

「東口に行きたいんですよね。どう行くのが一番早いか分かります?」
「ああ、えっと、恐らくなんですが、X橋を使うルートが良いみたいです」
「X橋?」
「あの、駅の北側にある・・・えっと、AERの北側に面した道路の」
「ああ、あれですかあ」
「はい、先ほど通ってきましたが、たくさんの人が使ってたみたいですし」
「ですか。わかりました。それじゃ、どうもー」
「どもーっす」

表情は見えなかったが、話した感じからすると20歳前後、大学生の友人という
可能性がもっともベターかと思われる2人組は、雑談をしながら去っていった。

(・・・僕もそっちに行きたいんだけど、すぐに追い掛けるのもなんかアレだし、 さよならした後にまた顔を合わせるのも嫌だしな・・・)

というワケで、その場にはもう特に用は無かったのだけれど、
1〜2分ほど待機してから地上に向かった。

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