世界の中心でマイを叫んだけども

06,02,12公開ー
日記とか、感想とか、考察とか。
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管理人はこんな人
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管理人が体験した東日本大震災 2011.3.11 19:20〜
※このシリーズは、当ブログの管理人が東日本大震災に遭遇した際の行動と、
 そのときに考えていたことを出来るだけ詳細に、なおかつ率直に書き綴っていくものです。

 当時の震災をミクロな観点で、ありのままに書き綴っていくため、
 意味が分かりづらかったり、嫌悪したくなるような描写もたびたび登場するかと思います。
 
 物語のようにテーマ性があるワケでも一貫性があるワケでも勧善懲悪というワケでもないので、
 その点だけはご了承いただければと思います。




仙台駅を出発してからおよそ1時間後。
私は仙台市と隣接市の境目付近にまで到達していた。
車の流れはスタートから時と変わらず悪い。

(所要時間は普段の倍ぐらいかな。この後は一時的に流れもよくなるかもだけれど、
 ○○近辺は普段から渋滞してるから、今日はさらに遅くなるかもな。
 そこさえ抜けちゃえば後はノンストップだけど、この状況だとどうなっているのかな)

今後の渋滞状況などを考えつつ、走行を続ける。
考え事をしようにも、現時点で考えること、考えることが可能なことはあらかた考え尽くしてしまって、
ひたすら無心でいるか、同じような内容を繰り返して思考しているだけの状態になっていた。

それからおおよそ30分後。
変わらず時速20〜30劼離離蹈離蹐箸靴仁れの中で、
ふと道路脇にあるコンビニが目に入った。
見ると、店舗の前には何台もの車が停車しており、停電で真っ暗になっているとはいえ、、
店内には人の気配が感じられる。

(・・・あそこ、営業してるのか? だとしたら、買えるものを今のうちに買っておくべきか?
 考えてみれば、これから先、いつ食べ物を口に出来るかもわからないワケだし。
 ただ、時間的に考えて、ロクなものが残っていない可能性もあるな。
 どうするか いや、最悪無駄足だとしても、大した時間の浪費になるわけでも無い 寄っていくか)

左に曲がって、コンビニに停車する。
店内は異質な雰囲気だった。

真っ暗な店内。
レジの近辺だけが少し明るい。
レジでは店員が必死になって何かの作業をしていた。
2つあるレジにはそれぞれ長蛇の列ができ、その長さは通路反対側の冷蔵ドリンクの陳列ケースにまで伸びていた。

(異常な状況ではあるけど、意外なくらい落ち着いた状況ではあるな。
 この状態なら、その気にさえなれば商品なんてコッソリと持ち逃げし放題だろうに、
 少なくともそんな気配を感じさせる人間はいないっぽい。いたとしても少数派か。
 こんな状況でも気位高い行動をとる辺りは、実に日本人らしいか。それが日本人の悪いところでもあるんだろうけど。
 国によっては完全に無法状態だったろうな)

とかそんなテキトーに感想を抱きつつ、店内をまわる。

(おにぎり、ぱん、弁当類はゼロか。飲み物は確保できそうだから良いとして・・・ 
 固形物が欲しいけど・・・残ってるのは・・・つまみぐらいか・・・
 まぁ、ピーナッツやら何やらは、ヘタな食べ物よりよっぽど良いか・・・)

飲み物を数本と、つまみの袋をいくつか抱え、

(うーん、この状況だけ考えると、原付より車で帰ってきた方がよかった感じか。
 持てる重量的に、それほど多くは買えないな。まぁ、こんなところかなあ)

商品に見切りをつけて、列の最後尾に加わる。

(にしても本当に、日本人はマジメというか大人しい人が多いんだな。
 この状況でもここまで本来のルールに従ってるなんて。
 まぁ僕の関知してないところを想像したくはないけど。
 少なくとも僕は、火事場泥棒なんていうクズな行為はしたくないし)

普段ではよっぽどでないと見れないほど長い列になっているのに加え、
レジが使用できないために、列の進みはかなり遅かった。
自分の番が来るまで、5分前後はかかったように記憶している。

レジ前に来ると、会計の大まかな状態が把握できた。
それぞれのレジには担当の人間が2人いる。
1人が懐中電灯で商品のバーコードを照らし、隣の担当に金額を伝えつつ、その手元を照らす。
もう1人はまず金額をメモし、それから電卓で合計をだす。
客は支払いし、店員は開けっ放しにしてあるレジからお釣りを渡す、というスタイルだった。
いちど金額をメモしてから計算するのは、途中でのミスを防ぐためなのだろう。


(そういえばバーコードを見れば金額は把握できるのだったか。
 でもその法則、全部の商品に当て嵌まるんだったっけ?)

と、そんな考えが浮かぶ一方で、店員の雰囲気に目がいった。
バーコードを照らして金額を読み上げる女、
金額をメモし合計金額を出す男、

(・・・うわぁ、どっちもすごいDQN店員っぽい見た目だなぁ。
 そもそもこの状況で、まだお店にいるっていうのはどういう経緯があったんだろうか。
 普通だったら家が気になるから帰るよな。地震前からそのまま成り行きでやっているのか。
 このやり方だと金額のミスも普段よりはるかに多いだろうけど、店側としては
 とにかく売れるだけ売り切ってしまおうということかなあ)

などと考えている間に会計が進む。
合計金額は1200円ほどだったと記憶している。
支払いを済ませ、私は再び帰路に就いた。

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