世界の中心でマイを叫んだけども

06,02,12公開ー
日記とか、感想とか、考察とか。
ぼそぼそとつぶやくようにもなりました。http://twitter.com/Kuro_ino
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管理人はこんな人
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管理人が体験した東日本大震災 2011.3.11 19:50〜
※このシリーズは、当ブログの管理人が東日本大震災に遭遇した際の行動と、
 そのときに考えていたことを出来るだけ詳細に、なおかつ率直に書き綴っていくものです。

 当時の震災をミクロな観点で、ありのままに書き綴っていくため、
 意味が分かりづらかったり、嫌悪したくなるような描写もたびたび登場するかと思います。
 
 物語のようにテーマ性があるワケでも一貫性があるワケでも勧善懲悪というワケでもないので、
 その点だけはご了承いただければと思います。


コンビニで買い物を済ませ、私は再び車列の中に混ざっていた。
流れが非常にゆるやかなので、その気になれば車の間をすり抜けていくことも
可能なのだけれど、

(この状況でも、やっぱりあれをやろうとは思えないんだよなー)

自分は一度もその走り方をやったことがない。
その理由は自分が極度のビビリなこともあるし、
車に乗っているときにバイクにやられるとうざったく感じるのもあるし、
どうにもすき間をすり抜けていくさまがゴキブリみたいなイメージで嫌なのもあるし。
もっとも最後のひとつは、あの行為ができないことへの負け惜しみな気もする。

(あと3〜4卅って国道を乗り継いじゃえば交通量も格段に減るだろうし、
 そこから2〜3劼眩れば裏道も使えるし、いいよね)

そんな風に考えながら、車に合わせて走る。
そしてようやく、国道○号から国道×号へと移行した。
思ったとおり、交通量はかなり減った。

(この調子なら、思ったより早く着けるかな?)

大きな橋を渡って、少し走って、左に曲がる。
そこからは、完全に自分だけになった。

(よし、これなら9時前後には着けるかも)

速度を上げて、自分1人だけとなった道を数劼曚描る。
信号のあるT字路交差点が前方に見えてきた。
その交差点から地元までの距離は、およそ20辧
普段であれば、その交差点を越えると、後は地元まで信号はひとつもない。
ひとつのチェックポイント。
順調に走れば30〜40分で地元に到着する。
走行しながら、私は少し安堵の気持ちを抱いたのを憶えている。
しかし、

(・・・・・・・・・)

その交差点で、私は停止した。
もちろん信号が消えているワケだし、安全確認のためにも止まる必要はあったのだけれど、
それを見た瞬間、私の頭からは安全確認もなにもかも吹き飛んでしまっていた。
思考がフリーズし、眼前の光景をただ見つめる。

交差点に、大きな大きな水たまりがあった。

思考が状況の把握を始める。

(・・・雪が降ったせい? いや、ここだけこんな風になるなんておかしい)

その交差点の南側には製造工場が隣接していることを思い出し、

(工場で何かトラブルがあったとか? パイプの破損とか)

ほとんど同時に、別の可能性も思い浮かぶ。

(津波?)

その可能性の検討を始める。

(え? まさか、こんなところまで? ここ・・・地元に比べたら、
 ぜんぜん海から遠いよな。何劼澄ΑΑΑ ここから東に行って・・・
 あそこの交差点を右に行って・・・そこからさらに走ってようやく海岸なんだから・・・)

学生時代、陸上関係の大会で、海岸近くのコースを何度か走った記憶を参照する。

(・・・3〜4卅宛紊呂△襪茲福 こんなところまでさすがに水はこないよな?)

東方向、海に向かって伸びる道路に、津波が逆流してくるイメージが湧く。
それから付近にある建物を見た。

(被害は無さそうだし・・・さすがにここまで水はこないよな・・・?)

そう思ったけれど、だとしたら余計に分からなくなる。

(じゃあこの水、なんなんだ・・・?)

津波の可能性と、それ以外の可能性、両方を考えながら私は交差点を通過した。

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