世界の中心でマイを叫んだけども

06,02,12公開ー
日記とか、感想とか、考察とか。
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管理人が体験した東日本大震災 2011.3.12 AM5:25〜
※このシリーズは、当ブログの管理人が東日本大震災に遭遇した際の行動と、
 そのときに考えていたことを出来るだけ詳細に、なおかつ率直に書き綴っていくものです。

 当時の震災をミクロな観点で、ありのままに書き綴っていくため、
 意味が分かりづらかったり、嫌悪したくなるような描写もたびたび登場するかと思います。
 
 物語のようにテーマ性があるワケでも一貫性があるワケでも勧善懲悪というワケでもないので、
 その点だけはご了承いただければと思います。



(・・・・・・)

明るくなった地元の姿を見て、私が何を考えていたのかを説明するのは、ちょっと難しい。

(すごいな むちゃくちゃだな なんだこれ 世界終わったみたいだ これ 
 世界中で報道されてるんじゃ 世界中から注目されてるのか 世界の中心か
 世界の中心にいるのか、今の自分 なんでこんなことになってるんだ
 静かだ 鳥の声だ すずめ? すごく普通に鳴くなぁ 当たり前か 
 キレイだな 世界が崩壊したような光景 色んな作品で見た ビューティフルドリーマーとか
 でも自分の目で見られるとは思わなかったな キレイだな)

実際にはもっと色んなメチャクチャな感情やら思考が入り交じっていたのだけれど、
めいっぱい精査して描写するなら、こんな感じだったろうか。

(自宅を見に行きたい)

ふとそう思った。
明るくなったこの状況で、もう一度自宅の姿を確認しておきたいと思った。
自宅からの距離はおよそ200メートル。
その位置からでも、すでに自宅が跡形もなく無くなっていることは分かっている。
そもそも、真っ暗だったときから、徐々に明るくなる過程の中で、
もう何度も自宅の方向を見やり、そこに何も残されていないことは確認していた。
それが分かっていても行きたかった。
歩く。
真っ暗な中ですら数時間も歩き続けた瓦礫の道には、すっかり慣れていた。
しっかりと足下を確認しながら、歩を進める。
到着した。


当たり前だけれど、到着したからといって、何が変わるというワケでもなかった。

(・・・・・)

不思議な感覚だった。山の位置、周辺の地理、中学校からの道筋、それら全ては自分がよく知っているハズのもので、
だから目の前のこれが、自分の実家があった場所だということも理解していて、なのに実家が無くなっている。
あまりにも実家があったという痕跡が無さすぎて、本当にココだろうかという思いと、
間違いなくココだったという思いが同時に発生していた。

(・・・・・)

改めて周囲を見渡した。
何も無い。私が知っているモノが映らない。
昨日まではあったハズの、自分が慣れ親しんだ地元の姿はどこにもない。
目に映るのは、冗談みたいなフィクションみたいな終わりの風景だけだった。

「ばかやろーーーーーーー!!」

遠くからそんな声が響いた。
壮年と思われる男性の声だった。
誰かが様子を見に来て、この光景を見て叫んだのだろうか、と思考が判断する。

(マンガみたいなことする人って、本当にいるんだなぁ)

そんなことを考えた。
自宅のあった場所の辺りをなんとなくぶらぶらしていると、ふと、足下に見慣れたレンガが映った。
実家の玄関を構成していたレンガだ。

(・・・ってことは)

足で地面をこすると、やはり見慣れた石材が露出した。

(ああ・・・玄関だなぁ・・・ってことはやっぱり・・・ここが実家なんだなぁ)

分かってはいたのだけれど、それでもその事実をしっかりと理解し納得できたのは、
そのタイミングだったと思う。

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